ペットの熱中症にご注意ください。

7月に入ってから各所で猛烈な暑さを観測する日が増えております。

急激な気温の上昇により犬や猫などのペットも人と同じように熱中症の症状などが出る場合がございますので、ペットの生活環境に注意をしてあげてください。

 

熱中症対策・予防のポイント1
ペットの行動に注意してあげてください。

夏場の熱い日は「よだれをいつもより出す」「舌を出して息苦しそうに呼吸する」「ふらつきがある」などの普段ない症状がないか注意して見てあげてください。

特に肥満気味の子、シニアのペット、フレンチブルドッグやパグなどの体温調整が苦手な短頭種のペットなどは気温の変動によって体調不良をおこしやすいので、ペットの種類に応じて快適な室温・湿度などをキープできるように気を配ってあげましょう。

 

熱中症対策・予防のポイント2
散歩は早朝や夜間など涼しい時間帯に行いましょう。

今の時期は日が昇るとすぐにアスファルトが熱くなり、散歩の際に火傷の危険性があります。

ペットは人よりも低い位置で呼吸をしていますので、熱くなったアスファルトの熱い空気を吸うことにより熱中症の危険性も増しますので、家で排便ができる子は天候によっては無理に散歩に連れて行かないことを選択することも大切です。

昼間に熱くなったアスファルトの熱は長時間残りますので、夕方の散歩も注意が必要です。

散歩の際は飼い主様が直に地面を触ってみて熱くないか確認をしてあげましょう。

 

熱中症対策・予防のポイント3
熱中症の症状が出た際は早めの対応が重要です。

熱中症の症状が出た場合は、体温を下げてあげるためにクーラーの効いた涼しい部屋に移動させたり、常温の水を含ませたタオルなどで体をふいて体温を下げてあげましょう。

・足の付け根などの体毛の薄い場所を冷やしてあげると効率よく体温を下げれます。
・体を冷やす際は急激に冷やすと体に悪いので、注意してください。
・可能な限り水分補給もしてあげてください。

ふらつきが続いたりぐったりしたままになっているなど体調が改善しないようでしたら、できるだけ早く動物病院を受診してあげましょう。

 

熱中症対策・予防のポイント4
日頃から熱中症対策をしましょう。

「十分な水分補給」「暑さ対策」を日頃から行うことにより熱中症の予防になりますので、夏場は特にペットの生活環境に注意をしてあげてください。

・温度と湿度を適切に管理する。
・直射日光が当たる窓のカーテンを閉めてあげる。
・犬や猫などではあれば家の中をある程度移動しやすくしてあげて、過ごしやすい場所に自分で動けるようにしてあげる。
・水を多めに入れて切らさないようにする。
・ひんやりマットやクールベストなどの熱中症対策グッズの活用

などご家族様でできる対策を日頃からしてあげることで、体調不良を未然に防ぐことができます。

 

年々夏場の暑さが過酷な環境になっています。

飼い主様の負担や気遣いも多くなってきますが、幸せなペットライフを過ごすためにも是非夏場の体調管理を気を付けてあげてください。