2020/12/16
ペットとのお別れに関するよくあるご質問集
【火葬と葬儀の必要性・自治体とペット火葬専門業者の対応の違い・宗教による対応の違い・合祀墓と納骨棚の違い】
ペットとのお別れ方法や流れは地域・宗教・宗派・業者によって対応が違うため、対応に悩まれる方が多くいらっしゃいましたので、よくあるご質問をまとめました。
基本的にはペットの場合は人と違いこれといった決まりはございませんので、下記の内容はあくまで参考程度にお役立ていただけるようですと幸いです。
- ・ペットの火葬と葬儀は必ず必要?
- 火葬が必要になるご家庭が多いですが、葬儀はご家庭の判断次第です。
以前はペットが亡くなった際は山に埋めたり、自治体の引取り専門委託業者などに引き取ってもらいごみと一緒に焼却をされていましたが、近年ペットとの距離が近くなり、マンションなどでの室内飼いも多く家族の一員としてペットと暮らしているご家庭が多くなった影響で、きちんと火葬・納骨をされる方が非常に多くなってきました。
法律的にはご自身の土地であれば埋葬することに罰則はありませんが、その他の土地に埋葬することは違法行為になりますので、多くのご家庭では火葬の対応が必要になってきます。
なお、葬儀に関しては対応しているお寺などがまだ少なく、費用も高額になってしまうため行われているご家庭は少ないようです。 - ・「自治体での引取り」と「ペット火葬専門業者による火葬・返骨」の違いはなんですか?
- 「自治体での引取り」の場合は、ペットが亡くなったことを自治体に伝えて引き取りを希望すると回収専門の委託業者等がペットのご遺体を引き取りに来てくれる地域が多いです。(地域によっては自治体運営の火葬場まで持ち込みが必要な場合もあります。)
その場合はペットのご遺体は法律上粗大ごみと同様の扱いになりますので、基本的にはごみと一緒にまとめて焼却をし遺骨は残りません。(地域によってはペット専用の火葬炉を保有しているところもあります。)
「ペット火葬専門業者による火葬・返骨」はご依頼主様の自宅へ移動火葬車で訪問して火葬後、返骨まで対応をしているところが多いです。
料金は自治体で引き取ってもらうよりも高額になりますが、専用の火葬炉で1体のみ火葬する個別火葬のため遺骨がきれいに残り、自宅に保管したりお寺への納骨なども可能になります。
※複数のペットを同じ火葬炉で火葬する合同火葬の場合は遺骨が混ざるため返骨ができませんので、ご依頼時に注意が必要です。 - ・宗教によってペットのお別れ方法は違いますか?
- ほとんどの宗教ではペットのお別れに関しては特定の決まりごとはありませんので、供養方法はご家族の希望で決めていただいて大丈夫です。
仏教はペットの葬儀や納骨などを受けてくれる所も徐々に増えてきており、火葬後に人と同じようなお別れや供養が可能になってきました。
ただ、宗教や宗派によっては「お寺や教会の敷地内へ動物を入れることができない。」「動物の供養は教義上受けれない。」ところもございますので、ご不明な点はペット火葬専門業者に依頼した際に火葬後の対応も相談をされることをお勧めいたします。
当社も宗教・宗派に応じてできる限りご要望に沿った対応を心掛けておりまして、多くの火葬業者では柔軟な対応をしていただけるはずです。 - ・合祀墓と納骨棚の違いはなんですか?
- ペット用の合祀墓とは一つの大きなお墓に多数のペットのご遺骨をまとめて納骨している合同墓のことです。
納骨した時点で他のペットのご遺骨と混ざりますが、納骨棚に比べると安い費用で納骨・永代供養が可能なため多くの方が選ばれています。
納骨棚は大きな棚の中の1枠に1体のご遺骨を納骨でき、他のご遺骨と混ざることはありません。
費用は施設やお寺・枠の大きさによって様々ですが、2020年12月現在は2~5万円程度が相場になっているようです。
なお、稀ですが檀家になっているお寺にペットの納骨の相談すると住職の計らいでご自身のお墓に一緒に入れていただけることもあるそうです。