犬の認知症について

犬も年を取れば脳の機能が落ちてきて人間と同じように認知症になる可能性があり、食事や医療の発達でペットの寿命が延びてくるとともに老犬の認知症への対応などが必要になるケースが増えてきています。

 

認知症によくある症状について

認知症によくある症状としては、下記のようなこれまでしていなかった行動を行いだすことが多いようです。

・これまでできていたことができなくなったり失敗する。
トイレではない場所でおしっこをするようになった。
「お手」や「待て」などこれまでできていたことができなくなった。
など

・飼い主を認識できずて敵意を持った行動をしだす。
これまで唸らない相手へ頻繁に唸りだす。
など

・飼い主の声に反応しなくなる。
音に対しての反応が鈍くなる。
呼んでも来ない。
など
※認知症でなく目や耳の機能の低下から飼い主の指示が見えなかったり、声が聞こえなかったりする場合もあります。

・無気力になる。
一点を見つめて動かない。
散歩に行こうとしない。
など

・時間の感覚がなくなる。
夜中に突然起きて朝まで寝ない。
常に餌を欲しがる。
など

・突然大声で鳴きだしたり、同じ行動を延々と繰り返す。
円を描きながら歩き続ける。
夜中に遠吠えをしだす。
など

加齢による脳の機能低下からくる認知症は良くなる可能性は低く徐々に進行をしていくといわれていますので、上記のような気になる症状が出た際はできるだけ早くかかりつけの動物病院に連れて行ってあげて今後の対応をお医者様と相談してください。
日ごろから犬に親密に接してあげて体調や行動に異変がないか注意して見てあげましょう。

 

認知症への対応や予防について

認知症への対応や予防については
「バランスの取れた食事」「規則正しい生活」「「適度な運動」
などがとても大切です。

動物病院や動物保険のホームページなどで犬の認知症に関する多くの情報が掲載をされていますので、参考にしながら最期まで愛情を込めて愛犬のお世話をしてあげてください。

※食事やサプリメントなどは犬種によっても変わってきますので、病院での受診の際にアドバイスを受けると安心です。